バッタの大量発生はなぜ起こる?日本への影響や対策は?

スポンサーリンク

 

2020年5月、アフリカ東部やインドにてバッタが大量に発生し、農作物や旅客機の運航に影響が出ています。

バッタの大量発生は「蝗害(こうがい)」と呼ばれ、中国やアジア・ヨーロッパなどで定期的に発生しているのですが、驚くことにその歴史はかなり古いようです。

各国の文献を調べると、なんと紀元前には蝗害の存在が確認できるのだとか!

この記事では、

  • バッタの大量発生はなぜ起こるのか?
  • アジアやインドで起きたバッタ大量発生の日本への影響はあるのか?
  • バッタ大量発生の対策はどのようなものがあるの?

という事を調べてみました。

スポンサーリンク

 

バッタの大量発生はなぜ起こる?

蝗害は主にアフリカなどで起こる事が多いのですが、なぜこうしたバッタの大量発生が起こるのでしょうか?

先に結論を言ってしまうと、その原因は主に「大雨」による影響が大きいと言われています。

ではなぜ大雨が原因でバッタの大量発生が起こるのか、順を追って説明します。

大雨により植物が繁茂

バッタの主食は草などの植物です。

植物は雨季に雨が降る事により成長していくのですが、通常であれば雨は数日しか降らないため、一か月程度で枯れていきます。

しかし大雨が降ると、草が枯れるのが通常より遅くなります。

すると雨季の始まりを合図に孵化したバッタが、エサを求めて草木が残っている場所に一斉に集まってくるのです。

そしてその場所から移動することなく、数世代に渡りどんどん繁殖していきます。

バッタの繁殖力は非常に高いので、あっという間に数を増やしていきます。

そして草がやがて枯れていきますので、草が残っている狭い範囲に大量のバッタが集まっていき、ますます数を増やしていくのです。

バッタの「相変異」

バッタはそもそも「孤独相」といい、単独行動を好む生き物です。

しかし上記のように狭い範囲に大量のバッタが集まる事で、「群生相」と呼ばれる移動に適した生態に変化します。(この変化を「相変異」といいます。)

「群生相」に変化したバッタは、暗色への変化や羽が長くなったり、足が短くなったりと、見かけ上もさまざまな変化が。

さらに群生相になったバッタは1日に100km以上もの距離を移動し、その過程で小さい群れ同士がどんどん合流していき、ますます巨大な群れに成長していきます。

大量発生しているバッタは、こうした「群生相」に変化した個体の集まりなのです。

スポンサーリンク

バッタ大量発生の日本への影響はある?

日本では、気候の問題や土地の狭さが影響して、蝗害が発生したことはほとんどありません。

ただ全く発生しないかと言うとそんなことは無く、少なくとも明治時代には大量発生が確認されており、当時の陸軍はバッタの群れに大砲を撃ちこむなどして駆除に務めたのだとか。

しかし、アフリカなどで大量発生したバッタが日本に移動してくる可能性はないのか?という心配をする人もいると思います。

こちらも結論からいうと、その心配は無用です。

というのも、アフリカなどで大量発生しているバッタは主にサバクトビバッタと呼ばれる種類なのですが、このサクビトバッタは寒さに弱く、1,000メートル以上の山は越えられないと言われています。(参考:キャッチ!世界のトップニュース:サバクトビバッタの猛威

そのため、少なくとも量発生しているバッタが日本に移動してきて蝗害をもたらすという可能性は無いようです。

ただ、中国は少なからず影響を受けているようです。

なぜならアフリカで大量発生したバッタの大群が、中国の隣国であるパキスタンまで来ているのだとか。

もしこのまま中国までバッタが侵攻して農作物を荒らした場合、中国は大きなダメージを受けてしまいます。

日本は農水産物の輸入を海外から行っている部分も多く、もちろん中国からも水産物の輸入を一定数行っています

そのため、万が一中国の食料品や経済がダメージを受けた場合、日本への影響も少なくはないでしょう。

またあまり知られていないですが、日本政府はアフリカやアジアなどに数億円規模の経済支援を行っています。

そういった意味でもバッタ大量発生の日本への影響はかなり大きいですね。

スポンサーリンク

バッタ大量発生の対策は?

バッタが大量発生した際の対策としてはどのようなものがあるのでしょうか?

大量発生しているアフリカなどの現地では、主に「殺虫剤を撒く」という対応が取られています。

しかも人が背中に殺虫剤を担いで行うという、非常にアナログなもの。

車や飛行機を使い大量に撒くという方法も取られているようですが、資金や人員の面でなかなか進んでいない模様。

防除費用は年間数億円にも及ぶそうです。

さらに環境への影響も懸念されており、安全で効率のよい防除方法の開発が待たれています。

ちなみに上述の中国では、パキスタンに専門家を派遣するとともに、10万羽のアヒルを動員しています。

なんとアヒルはバッタを1日で200匹食べるということで、成果が期待されています。

まとめ

以上、アフリカ東部やインドで起こっているバッタの大量発生について調べてみました。

バッタの大量発生はなぜ起こるのか?、日本への影響はあるのか?対策はどのようなものがあるの?という部分が少しお分かりいただけたのではないでしょうか。

日本ではあまり馴染みのない蝗害ですが、世界的に深刻な問題となっており日本への影響も無視できません。

一日でも早く効率的か対策方法が確立されることを願っています。

スポンサーリンク

 




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です