毎年、梅雨から秋ごろにかけて日本列島に上陸する台風。
近年では気温上昇や異常気象の影響でその数も増えており、私たちの生活に及ぼす影響も年々大きくなっていますね。
時には人やモノに甚大な被害をもたらすこともある台風ですが、自然災害なのでどうすることもできないと諦めるのではなく、事前にしっかりと対策をしておくことで被害を最小限に食い止めることができます。
そこで今回は、自身の身体はもちろん、家や車、窓ガラスなど被害を受けやすいものを中心に台風に対する対策をまとめていこうと思います。
そもそもの台風の定義や台風発生の仕組みについてなどはこちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください。⇒台風とは何?定義や仕組みを解説!ハリケーンやサイクロンとの違いも!
台風の対策はどうすればいい?
まず根本的に台風の対策をする上で大事なのは台風が来てからでは遅いということです。
台風の接近情報はテレビのニュースなどではもちろん、ネットやアプリでも知ることができますので、事前にしっかり情報収集することが大事です。
本格的に台風が上陸してからの外出は非常に危険ですので決して出歩かず、自宅で過ごすうえで必要なものは事前に買っておきましょう。
台風の速度が非常に遅い場合や、洪水・土砂崩れなどの二次災害などにより一時的に自宅から出れなくなるケースもありえますので、特に水や非常食・懐中電灯などはあらかじめ用意しておいたほうが良いですね。
また警報や注意報が出た場合は学校や会社でも自宅待機指示や帰宅指示が出るはずなので、無理して会社に行ったり遅くまで残業したりすることなく速やかに帰宅した方が賢明です。
台風の窓ガラス対策
台風対策の中でも早めにやっておきたいのが、窓ガラスの対策です。
台風の時、強風により物が飛んできて窓ガラスが割れてしまうというケースはよくあります。
窓ガラスが割れてしまったら当然家の中は大変なことになってしまいますし、ガラスの破片が飛び散り非常に危険です。
対策としてはまず、雨戸やシャッターがある場合は必ず閉めるようにしましょう。
防護ネットのようなものを窓に張るのも効果的です。
シャッターや雨戸がない場合はガムテープや養生テープで窓ガラスを内側から補強する、ダンボール等を窓全体を覆うように貼るなどで対策しましょう。
可能であれば窓ガラス自体を強化ガラスに変えたり、ガラス飛散防止フィルムや防犯フィルムを貼れると良いでしょう。
後は事前に、ベランダや庭のチェックも必要です。
台風の時に外にある物干し竿や植木鉢などをそのまま置いておくと、強風で飛ばされる可能性があります。
これによって自宅の窓などが割れる可能性はもちろん、他所の家や万が一人に当たってしまうなどしたら大惨事ですよね。
事前に家の中や物置内など台風の影響を受けない場所に移動させておきましょう。
台風の車対策
台風の際もう一つ注意したいのが、車の対策です。
まず車を屋外に駐車しておくのは絶対にNGです。
先にも述べましたが台風の時は物が飛んでくる可能性は非常に高いですし、強風で車が横転することあります。
日本風工学会の発表によると風速30メートルを超えると車が横転する可能性も出てくるとのことですので、一つの目安として覚えておきましょう。
台風の際は必ず屋内の駐車場や立体駐車場に車を移動させるようにしましょう。
どうしても移動が難しい場合や、屋内の駐車場が埋まってしまっている場合はカバーだけでもかけておくだけでもだいぶ安心です。
また車の窓ガラスは、家の窓ガラスと同様にテープでや段ボールで補強するなどしておくとより良いですね。
屋内に移動できればだいぶ安心ですが、それでも油断は禁物です。
屋内といっても地下駐車場の場合ですと冠水する恐れがあります。
マンションなどではよくある事なのですが、地下駐車場が大雨で冠水するというケースは珍しくありません。
事前に屋内の、できれば冠水の可能性が低い2階以上に移動させておきましょう。
また最悪の場合を想定してあらかじめ車両保険に入っておいたり、重要書類や貴重品はコピーを取ったり室内に避難させておくことも大事ですね。
まとめ
以上、台風に対する家や車、窓ガラスなどを守るための対策についてご紹介しました。
台風などの天災は事前に体策することで被害を未然に防いだり、軽減することが可能です。
被害にあってしまってからは遅いので、できる対策はしっかりしておきましょう!
そもそもの台風の定義や台風発生の仕組みについてなどはこちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください。⇒台風とは何?定義や仕組みを解説!ハリケーンやサイクロンとの違いも!
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