モデルから俳優に転身、その後は俳優やモデル・デザイナーなど多方面で活躍中の井浦新(いうら あらた)さん。
役者業では、映画『ピンポン』や『蛇にピアス』など話題作にも多数出演している実力派俳優でもあります。
デビューからしばらくは『井浦新』名義でなく『ARATA』として活動してた時期もあるので、そちらの名前の方がなじみのある方も多いかもしれません。
そんな井浦新さんですが、在日韓国人であるとの噂が出ています。他にも徳島そごうという謎のワードも。
今回は井浦新さんの韓国人説の真相と徳島そごうとの関係、また『井浦新』に改名した理由についてもご紹介します。
井浦新は韓国人?
井浦新さんが韓国人であるとの噂ですが、これはある映画に出演したことがきっかけで広まったようです。
その映画とは2012年に公開された『かぞくのくに』という映画です。
この映画は在日コリアン2世のヤン・ヨンヒ監督が自身の実体験を基に書き起こしたフィクション映画で、井浦新さんは在日コリアンのソンホという役を演じていました。
どうやらこの映画出演時の井浦新さんの演技力が高すぎて、井浦さんの事を本当に在日韓国人だと勘違いした人がたくさん出てしまったようです。
Twitter上でもこのような意見が出ていました。
【かぞくのくに】「主役のソンホって、誰か日本語上手い韓国人俳優見つけたのかな?」って思っていたら井浦新だったのか。この人、急激に顔変わったイメージがある。三島由紀夫と北朝鮮の人民を同じ年に演じているのもすごいね。
— 破壊屋ギッチョ (@hakaiya) 2012年8月29日
井浦新さんを初めて見たというならまだしも、もともと知っている人ですら錯覚させるほどなのですから、相当役作りなどしっかりされて演じていたのでしょう。
ちなみに井浦さんは東京都日野市出身。ご両親は小学校の先生をやっていて、ともに日本人のようです。
つまり井浦新さんは純日本人ということになりますね。
芸能人の韓国人説はよく流れますが、大抵はは『顔や服装が韓国人っぽい』『本名が変わっている』などの理由からくるがガセ情報であることが多いです。
ですが井浦新さんの場合は演技力が優れ過ぎた故に起きた勘違いという、なかなか珍しいパターンでした(笑)
井浦新と徳島そごうの関係は?
井浦新さんのことを調べると、『徳島そごう』というワードが出てきます。
『徳島そごう』とは全国に店舗を持つ西部グループの百貨店、そごうの徳島店のことです。
徳島県徳島市にあり、正式名称は『そごう徳島』といいますが、地元の人からは一般的に『徳島そごう』と呼ばれているそうです。
この『徳島そごう』と井浦新さんの関係性について調べてみましたが、何の関連性もありませんでした。
井浦さんが徳島にゆかりがあるわけでもありませんし、CMなどに出ていた事実もありません。
井浦さんはモデルやデザイナーとしても活動しているので、そちらの活動で何か関わりがあるのかもしれませんが、特に情報は出てきません。
なので、なぜ井浦新さんの事を調べると『徳島そごう』というワードが出てくるかは正直わかりませんでした。
韓国人説などと同様に、誰かが根拠なく流した情報である可能性が高いですね。
もしなにか詳細がわかりましたら、またご紹介します!
井浦新の改名の理由は?
冒頭でも少し書きましたが、井浦新さんはデビューからしばらくの間『ARATA』という名前で活動していました。
ところが2012年に若松孝二監督の映画『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』に主演した際、芸名を『ARATA』から本名でもある『井浦新』に変更したそうです。
井浦新さんがデビューしたのは1999年なので、デビューから13年間もの間使ってきた名前を突如変更したことで、当時話題になりました。
井浦さんはこの映画で三島由紀夫さん役を演じたのですが、『三島さんを演じた役者の名前が、アルファベット表記でエンドロールに出ることは好ましくない』と思ったそうで、そのタイミングで改名したのだそうです。
インタビューで下記のように語っていました。
「この作品が、何となくひとつの映画として完成されるなあというのが見えたとき、エンドロールのことが頭をよぎったんです。最初にアルファベット表記の名前が出てきたら、自分だったらちょっと残念な気持ちになるなと思ったんです。それが自分のことなので、こういうタイミングだし、若松監督の作品でもあるし、良い機会じゃないかなと感じたんです」。
出典:映画.com
文豪であり日本の伝統や文化を重んじていた三島由紀夫さんの事を深く理解し、役に入り込んだからこその決断ですね。
井浦新さんの役者魂の表れといえるのではないでしょうか。
男らしくてかっこいいエピソードですね!
まとめ
以上、井浦新さんの韓国人説と『徳島そごう』との関係、また改名の理由について解説してきました。
韓国人説は井浦新さんの演技力の高さからきた勘違いでした。
改名についてのエピソードからも感じますが、役者として全力で役に向き合っているから井浦新さんだからこその勘違いやエピソードでしたね。
そんな素晴らしい役者、、井浦新さんのこれからの活躍にますます期待が高まりますね!
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