今回はインフルエンザの潜伏期間についてご紹介します。
毎年冬になると学校や職場でインフルエンザが流行りだしますが、発症すると40度近い高熱や強烈な倦怠感、関節痛など様々な症状が現れます。
ですがそういった症状が出るまでにインフルエンザウイルスはどのくらいの期間私たちの身体に潜伏しているのでしょうか。
また潜伏している期間の症状や、人にうつる可能性はあるのでしょうか?
インフルエンザの潜伏期間はどのくらい?
インフルエンザウイルスの潜伏期間は、非常に短いのが特徴です。
感染から最短だと16時間、最長でも5日程度と言われており、実際のケースでは2~3日の間に本格的な症状が発症することが多いと言われています。
潜伏期間が短い理由は、インフルエンザウイルスの増殖速度が非常に早いためで、1つのウイルスが感染すると8時間後には100個に増殖し、16時間後には一万個まで増殖、24時間後には百万個にまで増加します。
この急激な増殖スピードのため、感染からごくわずかな時間で症状が発症します。
インフルエンザ潜伏期間の症状やうつる可能性は?
インフルエンザに感染すると潜伏期間の間でも下記のような症状が発症します。
- 倦怠感
- 寒気
- 鼻や喉の乾燥
これだけ見ると通常の風邪と区別がつけずらいですが、風邪はこういった初期症状が出てから本格的な発症まである程度の期間があり、その間に症状が治まったりもします。
ですがインフルエンザは上記の初期症状発症後、すぐに本格的な発熱や頭痛が始まってしまいます。
またインフルエンザは潜伏期間でも感染します。
インフルエンザウイルスは、本格的な症状が発症する1日前から感染力をもっています。
上述の通りインフルエンザの潜伏期間は最短だと16時間、平均して2~3日ですので、基本的に感染した当日から感染力を持っていると考えた方が良いでしょう。
また一般的に「インフルエンザは発症後7日間はウイルスを排出する」と言われており、発症してから3日間ほどが最も感染力が高まるピークだと言われています。
繰り返しになりますがインフルエンザは潜伏期間が非常に短いことが特徴ですので、流行時期に少しでも初期症状を感じたら、既に他人に感染させてしまう可能性があるということになります。
この潜伏期間からすでに感染力を持っているという特性が、インフルエンザの感染を未然に防ぐことがいかに難しいかを物語っていますね。
まとめ
インフルエンザの潜伏期間について、潜伏している期間の症状や、人にうつる可能性はをご紹介しました。
改めて調べてみて、インフルエンザの潜伏期間の短かさや、潜伏期間に既に感染力を持っているという恐ろしい特性がよくわかりました。
感染してまったら防ぎようがないので、事前の予防をしっかり行い健康に冬過ごせるよう注意してきましょう!
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