インフルエンザにかかったらどうする?食事や自宅療養の注意点まとめ!

インフルエンザ 

毎年冬になると流行するインフルエンザ

事前の予防や対策はもちろん大事ですが、どれだけ気を付けてもかかってしまう時はありますね。

今回はもしインフルエンザにかかってしまったらどうするべきか、食事や自宅療法時の注意点などをまとめてみました。

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インフルエンザにかかったらどうする?

インフルエンザにかかってしまったらどうすればよいのでしょうか?

まずは第一に、早めに医療機関を受診することが大事です。

インフルエンザはウイルスの増殖スピードが非常に速いため、症状の悪化も急速に進行します。

インフルエンザ治療に大事なのは発症後すぐに治療を受けることですので、流行期に体調の異変を感じたら早めに医療機関を受診しましょう。

インフルエンザの治療は基本的に薬物療法が用いられます。

薬物療法には

  1. 原因療法:抗インフルエンザウイルス薬によってウイルスを抑える方法
  2. 対症療法:発熱や頭痛などの症状に対する対処法

の2つがあります。

そして①の抗インフルエンザウイルス薬ですが、医療機関で処方されるものは主に

  • カプセル(タミフル)
  • 吸入粉末剤(リレンザ・イナビル)
  • 錠剤(ゾフルーザ)
  • 点滴(ラピアクタ)

など。

これらによってインフルエンザウイルスの増殖を抑えます。

ですがこれらはインフルエンザ発症から48時間以内に使用することで効果を発揮するため、発症から時間が経っていると効果がなくなってしまいます。

またインフルエンザを放置すると重症化したり治るまでの時間が余計にかかったりと、いい事がありません。

抗インフルエンザ薬の効果が期待できるうちに、また他人にうつす危険や症状の悪化がおきる前に早めに医療機関に向かいましょう。

対症療法としては、主に発熱による対処として解熱鎮痛剤が用いられます。

抗インフルエンザ薬の使用中は解熱鎮痛剤の使用は極力避けるのが無難ですが、あまりに高熱が続くと満足に食事や水分補給ができず、脱水症状の危険なども出てくるため、いざという時は解熱鎮痛剤を使う必要も出てきます。

高熱の目安としては38.5分以上、そして使用する解熱鎮痛剤に市販のものは避け、必ず医師から処方されたものを使用するようにしましょう。

抗インフルエンザ薬処方時に同時に解熱鎮痛剤も処方されることが多いため、そちらを使用するように。

その他には休養や睡眠・栄養補給が治療のカギとなってきますので、当然ですがインフルエンザの発症期間は外出などせず、自宅で安静にし十分な休養、健康的な食事を摂るように心がけましょう。

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インフルエンザにかかった時の食事は?

続いてインフルエンザにかかった時の食事についてまとめていきましょう。

症状がひどい場合は食欲もなくなってしまうと思いますが、早期回復のためには栄養のある食事は不可欠です。

もちろん症状がひどい場合に無理して食事を摂っても逆効果なので、症状に合わせて出来る範囲で食事を摂るようにしましょう。

インフルエンザの症状が出ている時は消化器官も弱っているので、刺激の強い食べ物や消化に悪い物は負担となってしまいますので避けるように。

また咽頭痛があるケースも多いと思います。

その場合は固形物を飲み込むもの辛いと思いますので、いくら栄養があっても無理に固形物をとる必要はありません。

柔らかいもの・飲み込みやすいものを中心に栄養素摂取しましょう。

具体的には以下の通り。

  • ゼリー
  • ヨーグルト
  • プリン
  • アイスクリーム
  • うどん
  • お粥
  • スープ
  • 鍋類
  • 味噌汁
  • フルーツジュース(リンゴやオレンジなどがビタミンも摂れるのでお勧め)
  • スポーツドリンク
  • 麦茶
  • ハチミツや生姜を溶かした飲み物

 

逆に避けるべきは以下の通り。

  • 油分や脂肪の多い肉
  • 繊維の多い野菜
  • 辛いもの
  • 刺激物(コーヒーなど)
  • アルコール類

肉や魚介類はタンパク質の補給として重要なので、症状が良くなってきたら食べるようにし、症状がひどい時でも食べれるようでしたら積極的に食べましょう。

アルコールや辛い物、コーヒーは症状が治まっても当分は控えた方が無難です。

インフルエンザにかかった時の自宅療養時の注意点

最後にインフルエンザにかかったときの自宅療養時の注意点について。

まず前提として絶対安静は必須です。

日々の体温測定や容態の変化に注意し、万一体調が悪化した場合はすぐに医療機関へ相談するように心がけましょう。

実際、医療機関で処方された抗インフルエンザ薬を使用すれば熱や倦怠感などの症状は比較的早く収まります。

ですがインフルエンザは発症後、7日間ほどは体からウイルスが出ている状態となります。

そのため熱が下がっても、すぐには外出はせず体力が回復するまで自宅で過ごすようにしましょう。

また症状が良くなっても、医療機関で処方された薬は自己判断で中止せず必ず最後まで飲みきるように。

また一人暮らしでなく家族が一緒に同居している場合は部屋を分け、家族内での感染を防ぎましょう。

インフルエンザにかかっている本人も看病に当たるご家族もマスクを着用し、看病する人はできるだけ限定しましょう。

高齢者や妊娠中の方、風邪気味の人や体力が落ちている人は看病を避けるように。

その他に大事なのは室内環境の管理です。

インフルエンザウイルスは低室温・低湿度の環境で活性化すると言われています。

そのため室内の温度や湿度を適切に管理することが重要です。

かといって極端に室温や湿度を高めすぎるのもNG。

特に湿度は60%を超えるとダニやカビの発生原因となりますので、理想の室温は20度以上、湿度は50~60%。

体感で感じるのは難しいので、簡易的なもので構いませんので室温計・湿度計を用意しておくと良いでしょう。

そこまで厳密に測れるものでなくても、目安にはなりますし、最近ではアプリでも測定できるので活用しましょう。

また室内にウイルスが蔓延しないよう、適度に窓を開け換気をすることも心掛けましょう。

まとめ

インフルエンザにかかってしまったらどうするべきか、食事や自宅療法時の注意点などをご紹介しました。

早めに医療機関を受診し治療を受け室内環境を整えて自宅でゆっくり安静にすることが、回復の一番の近道です。

万一インフルエンザにかかってしまっても、適切な対応をとる事で重症化や感染のリスクを下げることができますので、一日も早く元気になれるよう頑張りましょう!

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