元プロボクサーのフロイド・メイウェザー・ジュニア選手。
プロでの戦績は50戦50勝無敗、史上初の無敗のまま5階級制覇を達成した偉大なチャンピオンです。
またファイトマネーが非常に高額なことでも有名で、歴代ボクサーの中でも生涯で稼いだ金額が最も高いと言われています。
ですがこの偉大な記録とは裏腹に、メイウェザー選手の強さに関しては評価が別れるようです。
そこで今回はメイウェザー選手の強さについてやファイトマネー、生涯で稼いだ年収も調べてみました!
目次
メイウェザーの強さは?
メイウェザー選手の強さは実際どのくらいなのでしょうか?
元プロボクサーで、ボクシング史上に残る名トレーナーのフロイド・メイウェザー・シニアを父にもち、幼少期からボクサーとしての英才教育を受けてきました。
そして先述の通り、プロデビューとしての生涯戦績は50戦50勝で、スーパーフェザー級、ライト級、スーパーライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級の5階級を制覇。
5階級制覇を果たしたボクサーは歴代7人しかおらず、しかも無敗のままはで制覇した選手はメイウェザー選手が史上初です。
さらにパウンドフォーパウンド最強の選手(体重が同じならもっとも強いと思われるボクサー)として評価されたこともあります。
ビッグマウスでも有名で自らを「史上最高のボクサー」と称していました。
これだけの輝かしい戦績を残してますが、メイウェザー選手の強さに対して、ボクシングファンの間での評価はあまり高くありません。
その理由を見ていきましょう。
メイウェザー選手のファイトスタイル
メイウェザー選手のファイトスタイルは、スピードとディフェンスを重視したもの。
積極的にKOを狙わず、最初から判定勝ちを狙ったポイント稼ぎに終始する試合運びが特徴のため、一部では「タッチボクシング」などと揶揄され、退屈な試合だと言われることも多いです。
軽く相手にジャブを打ちすぐに距離をとる、という戦法のため、手数は少なくKO率も高くありません。
圧倒的なパンチ力で豪快なKOを量産した伝説的な王者、マイク・タイソン氏は「芝生が育っている様子を見ているようだ」と皮肉たっぷりに批判しています。
観客は派手な打ち合いやKOでの決着を求めますので、メイウェザー選手の勝ち方は評価されづらいようです。
メイウェザー選手のマッチメイク(対戦相手選び)
メイウェザー選手は無敗で現役を終えていますが、マッチメイク(対戦相手)に対して非難が集まっています。
というのも、メイウェザー選手の対戦相手は基本的に格下の相手や全盛期を過ぎている選手が多く、負けるリスクが高い選手との試合は徹底的に拒否してきました。
そのため現役時代からボクシングファンはもちろん、スポーツ記者からも批判的な記事を書かれてきました。
引退試合の相手であるコナー・マクレガー選手も優秀な選手ではありましたが、元々はUFCという総合格闘技団体の選手であり、ボクシングに関してはほぼ素人。
ボクシングならではルールを上手く活用した試合運びで勝利を飾ったため、最初から負けるリスクは少ないと踏んでの試合だったことは明らかでした。
もちろん対戦相手の特徴やファイトスタイル・弱点を見極めた上で戦い方というのも実力のうちなのですが、あまりにも勝てる相手とばかり戦ってきたため、メイウェザー選手の本当の強さに対する評価は低くなってしまいました。
やはりボクシングという競技の性質上、格上や勝てる見込みの少ない相手に勝ってこそ評価が上がるものなのでしょう。
メイウェザー選手の強さは?
ですが「メイウェザー選手が弱いのか?」というと勿論そんなことはありません。
ポイント重視のファイトスタイルに関しても、圧倒的なスピードと高度なディフェンス技術、優れた動体視力があるからこそ成立するものです。
メイウェザー選手の最大の特徴はL字ブロック(L字ガード)と呼ばれる独特なスタイル。
ディフェンス重視のスタイルとも言われていますが、左腕をだらりと下げ相手に顔面を晒すという、非常にリスクの高い構え。
相手のパンチを正確に読み切って避けることができる動体視力と、避けきれないときは左肩を強引にガードに回せるだけの柔軟な肩甲骨が必要。
誰にも真似することできないと言われる高等テクニックです。
メイウェザー選手の動体視力や高いディフェンステクニックがよくわかりますね。
またメイウェザー選手は自身のディフェンス重視のボクシングスタイルについて、
- ボクシングは消耗のスポーツ
- (自分がディフェンス重視の選手だったおかげで)身体的にも精神的にも能力の衰えが無く、頭も冴えている
と述べており、プロボクサーとして長くパフォーマンスを発揮していくためのスタイルだった事が伺えます。
実際にボクシングの性質上、試合中の怪我が原因で後遺症や病気に悩まされる選手はたくさんいます。
しっかり自身のスタイルを確立し徹底的に極めたメイウェザー選手は、非常に優れたボクサーだったことは間違いないですね。
いくら格下が多かったとはいえ、50戦50勝・無敗のまま5階級制覇というのは真似できることではありません。
メイウェザーのファイトマネーがすごい!
そんなメイウェザー選手ですが、ファイトマネーが非常に高いことでも有名。
プロデビュー後のファイトマネーで公開されているものをまとめてみると以下の通り。
- ロベルト・アポダカ戦(デビュー戦):2,500ドル(約25万円)
- オスカー・デ・ラ・ホーヤ戦:1,000万ドル(約12億円)
- リッキー・ハットン戦:1,100万ドル(約13億円)
- ファン・マヌエル・マルケス戦:1,000万ドル(約12億円)
- シェーン・モズリー戦:2,250万ドル(約27億円)
- ビクター・オルティス戦:2,500万ドル(約30億円)
- ロバート・ゲレーロ戦:3,200万ドル(約38億円)
- サウル・アルバレス戦:4,150万ドル(約41億円)
- マニー・パッキャオ戦:1億2000万ドル(約144億円)
- コナー・マクレガー戦:1億ドル(110億円)
デビュー戦からして新人にしては高い額ですが(日本人ボクサーのデビュー戦ファイトマネーは基本的に6万円程度)、オスカー・デ・ラ・ホーヤ戦辺りから桁がすごいことになっていますね。
デ・ラ・ホーヤ選手はWBC世界スーパーウェルター級王者で、メイウェザー選手との試合は非常に注目を集めました。
また2015年に行われたマニー・パッキャオ戦は、「世紀の一戦」として世界中で注目されました。
この試合でのメイウェザー選手のファイトマネーは1億2000万ドル(約144億円)に加えPPV報酬(有料放送による視聴料)が上乗せされ、総額約2億3千万ドル(約280億円)にものぼったそうです。
パッキャオ戦以外にも億越えや数千万単位のファイトマネーは当たり前で、メイウェザー選手がこれまで稼いだファイトマネーの総額は6億8000万ドル(約820億円)だと言われています。
桁違いすぎてもう想像がつきませんね。。
さらにメイウェザー選手は2018年12月31日に行われる格闘技イベント「RIZIN.14」に出場し那須川天心選手と試合を行う事が決定しています。
この試合のファイトマネーは明らかにされていませんが、10億円は超えるとみられています!
数分からせいぜい数十分の試合で10億以上ですから、時給換算したらとんでもない金額が出てきますね(笑)
メイウェザーの年収は生涯でいくら?
メイウェザー選手は「世界で最も稼ぐスポーツ選手」といわれており、年収は日本円にして約300億円以上。
アメリカの経済情報誌「フォーブス」において「世界のスポーツ選手長者番付ランキング」で2012年、2014年、2015年、2018年と、4度にわたって1位を獲得しています。
これまでの年収についてもわかっているだけで以下の通り。
- 2010年・・・6,025万ドル(約69億)
- 2011年・・・5,000万ドル(約54億)
- 2012年・・・8,500万ドル(約96億2千万)
- 2013年・・・9,000万ドル(約100億)
- 2014年・・・1億500万ドル(約120億)
- 2015年・・・3億ドル(約330億)
- 2016年・・・4400万ドル(約47億1000万)
- 2018年・・・2億8500万ドル(約313億円)
また2017年時点でキャリアの賞金総額が『7億ドル(日本円で約790億)』、生涯収入は『7億6500万ドル(約820億6593万円)』だと報じられています。
もはや天文学的ともいえる金額です。
ちなみに日本のサラリーマンの生涯年収は約2億7千万ですから、メイウェザー選手が数分で稼げてしまいますね(笑)
これだけ稼いでいるなら当然ですが、メイウェザー選手のインスタの投稿内容は超セレブなものばかり。
他にも、
- 1度履いた靴は捨てる
- 札束の上で寝ている
- 1800万ドル(約20億円)の腕時計を買った
というとんでもないセレブエピソードもあるようです。
まとめ
メイウェザー選手の強さやファイトマネー、生涯で稼いだ年収について調べてみました!
歴史的な記録を多数保持しているチャンピオンらしく、常人には考えられないような金額を稼いでいるようですね。
もちろんそれだけの金額を稼ぐだけの素晴らしい選手ですので、大晦日のRIZINの試合も楽しみですね!
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